先日、出張で、京都から名古屋まで新幹線に乗りました。
わずか35分の距離ですので、普段は車内でワゴンサービスを利用する事はありません。
しかし、その日は朝食を取る暇がなくお腹がすいていたので、車内販売を利用することにしました。
車内放送で「モーニングセット、ワンコインで500円。是非お召し上がり下さい!」とアナウンスがあったので、普段から少し気になっていた事もあり、このモーニングセットを注文しました。
こちらがそのサンドイッチとコーヒーです。
見た目は普通です。
サンドイッチもコーヒーも味は、普通に美味しいです。
しかし!
ここで驚いたのが、このサンドイッチです。
値段を見て下さい!
定価で買うと410円もするんです!
この価格、今の時代に410円って暴力的だと思いませんか?
コーヒーが車内販売定価320円として、定価で買うと合わせて730円もします!
高い!高い!高い!
定価ではこのサンドイッチを買いませんよね。絶対。
もしも、これと同じ様なセットをセブンイレブンで買えば300円前後で買えます。
こんな事だから、お客は駅のコンビニで買ってくる→車内販売は売れない→車内販売やめる→車内の楽しみ減る。
と、なってしまうのでしょうね・・・・
値札は410円ですが、このご時世に、このサンドイッチは本当に410円で売っているのでしょうか?
また、一体どこで410円で売っているんでしょうか?
販売戦略として、定価を高くして、モーニングセットにお得感を出しているだけではないでしょうか?
と、ずっと疑問を抱いていました・・・
そ、そしたら、後日、偶然に見つけました!
下の写真
ラッキー7。こ、これです!
まさしく全く同じ商品が陳列されていました!
その場所はなんと、東海道新幹線の東京駅構内の売店に売っていたのです!
紛れもなく、同じタイプのサンドイッチです!
疑問に思っていたことが、わずか数日のうちに解決するとは思いもよりませんでした。
疑問を持つと答えが見つかる。
または、求めよ、さらば与えられん。
など言いますが、まさにそんな感じがしました。
とても、感動してしまいました・・・・
感動はしましたが、涙は出ませんでした。
昔の松田聖子みたいな感じです。(笑)
松田聖子の顔筋力 ウソ泣き大賞受賞か? 涙を流さずに泣く得意技「ふれあい」で青春の思い出を唄う 誕生日はにかむ笑顔に萌える 中村雅俊 1974年 われら青春:ラジオ ライブ コンサート チケット
確かに、悲しそうな顔なのに、涙出てませんね。(笑)
ちなみにこのサンドイッチ、発見して嬉しかったのですがもちろん買いませんでした。(笑)
実は、ここで不思議な体験をしました。
このお弁当コーナーは、沢山お弁当がありますが、大変高価(概ね1000円以上)です。
ですので、お弁当コーナーのラインナップの中では、この410円のサンドイッチがとてもとても安いんです!
時間に追われてこのお弁当売り場に来て、しかもあまりお金を出したくない場合は、迷わずこのサンドイッチを買ってしまいます。
410円であっても、ありがとうサンドイッチ!って感じの値段なんです。
今、写真を見直しても、やっぱりこのサンドイッチは高いと思います。
しかし、この暴力的価格だと思っていたサンドイッチが、安く感じる瞬間があるという不思議な体験をしました。
東海道新幹線の東京駅構内のお弁当売り場は、値段が高くてもよく売れています。
特にこの売場は、新幹線に乗り込む前に、お弁当を買えるおそらく最後の売店になります。
ここで買わないと、後は車内販売で、それなりのお弁当が売っているのを期待するしかないという場所になります。
だから、高くても飛ぶように売れています。
410円のサンドイッチが安く感じる瞬間があるなんて・・・
今回、このサンドイッチに出会えてとても勉強になりました。
マーケティングの教科書に載っていそうな事例ですね。
もし、今度このサンドイッチが食べたくなったら、東京駅の売店ではなく、やっぱり、車内のモーニングセットを利用すると思います。
今度は、ゆっくり味わって食べたいと思います。(笑)
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あのUSJを復活させた森岡毅さんの本です!
最後までお付き合い頂きありがとうございました!