【1.本書の紹介】
この筆者はマジシャンですが心理学の先生の話を聞いているような気持ちになるほど、心理術の話が濃い内容になっています。
?、題名を見たら、心理術って書いていますね。(笑)
超一流のマジシャンになるには、単にマジックの技術を上げるだけでは不十分で、お客様の心理を捉える技術も必要であることが分かります。
これには大変驚きましたが、よくよく考えて見るとその通りで、お客様の感情を無視したマジックなんて何の感動も無いですよね。
お客様の心理まで研究しているからこそ、筆者は「百万$長者マジシャン」になれたのだと思います。
マジックと心理術は、普段の私達の生活とは関係の無い話の様に思えますが、ここに書かれている心理術に関しては、大変為になる内容です。
【2.本書のポイント】
リスクを犯してみなければどんな成果が得られるかはわかりません。人もあなたの最高のプレイを見たがっていると言うことなのです。練習、練習また練習。万全の準備こそ最大の武器。セレブリティーとは私たちが称賛するような何かを備えている人たちを表す言葉なのです。同僚に鍵を渡す時も、顧客に見せるために販売カタログをめくる時も、的確な行動を心がけてください。心の中で体が空を切るのを「感じて」ください。その動きをしっかり頭に思い描き、それから動くのです。取引先のお客さんに何かのサービスや商品の値段を言うときには、必ず、自分が妥当だと思う以上の金額を提示するようにしてください。奇跡が起きるのは、3回目か4回目に電話した時です。褒めてくれた人のことに話題を向けましょう。相手を会話に引き込むために、個人的な問題を質問するのです。相手だって自分を認めて欲しいのです。たとえ自分があなたを褒めている最中であっても。成功の秘訣なんてわからないが、失敗の秘訣はね、すべての人に気に入られようとすることだよ。「百万$長者のマジシャン」と自称してから私の仕事はずっと好調を続けています。「失敗したらどうしよう」と考えずに、「成功したらどうしよう」と考えましょう。失敗するところを見せると、観客はあなたの成功願ってくれます。彼らはあなたの味方になってくれるのです。体の右側にある左手を左の方に振ってください。聞き手の側からは、あなたの体は左から右にさっと動くことになりこれは潜在的に正しいと言う感覚を与えます。私はいつも定時に遅れてショーを始めます。それは、相手を待たせることができる人間が場の主導権を握ると言うことを知っているからです。手がかりにつながる目1.人が何か目に見えるものに集中をしている時、その目は上を向いている。・右上を見ている時ー昔の思い出の中の、何か目に見えるものに集中している。・左上を向いている時、自分の想像上の、何か目に見えるものに集中している。2.想像上の音に集中している時、その目は脇か前方を向いている。3.感覚や感情に意識を集中している時、その目は下を見ている。
【3.本書の感想】
やっぱり、この本はマジックが上手くなる本ではありませんでした。(笑)
マジックが上手い人は、マジックの技術をとことん磨く事に力を入れて、さらにに心理学をよく勉強していることが分かりました。
何かを成功させようと思えば、人の感情に訴える事は必須ですね。
その為に必要な心理術を隠すこと無く、全て公開してくれています。
著者がやっていることを、既に隣の席の人が普通にやっているとしたら怖いなーと思いました。(笑)
マジシャンでなくても、大変参考になるお勧めの1冊です!
自分にあった職業を見つけませんか?
本当に彼女が出来ると評判です!
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!