今週のお題「ホーム画面」
昔は、PCのホーム画面は知らないうちにフォルダでいっぱいになりましたが、最近は増殖しないように気を付けていますので、シンプルなままをキープしています。今回は、アイデアを出すために図を使うことで発想が生まれるというすんごい本を紹介します。
【1.本書の紹介】
何かを説明する時、絵や図を使うことて説明を受ける側も直感的に理解でき、言葉よりもイメージしやすいということで、図解がジワジワと流行言葉になりつつあります。
例えば、ポンチ絵と言って、どこかで見て来たものや、自分の頭の中でイメージしたものを簡単な形で表現する絵がありますが、あのポンチ絵があるのとないのでは、議論の進み方は違ってきます。
なぜならば、言葉でははっきりと伝えきれない部分を補ってくれるからです。
さて、アイデアを発想するには、図をどのように使うと良いのでしょうか?
【2.本書のポイント】
なぜ巨人たちはその大きな機会に気づけなかったのか。それこそが事業開発が持つ強みである「不合理なアイディア」だからなのだ。つまり、悪いように見えるアイディア、または狂ったように見えるアイディアが事業開発には必要なのだ。紙に書いて、脳みそだけではなく、自分の「手」とも一緒に考えて欲しい。ビジネスでのイノベーションはそこから始まるのだ。オリジナルだったコア・コンピタンスはいずれ真似され、追随される。新たなコア・コンピタンスを常に生み出していく必要がある。チームを救ったのは「確かな正解」ではなく、「納得できる動機付け」だったのだ。かつて自動車大国と言われたアメリカや高度な技術を持つ日本の自動車メーカーを横目に、上海の電動バイクの比率は異常なほどに進んでいるのか。それは先に市場を成立した先発企業よりも、特定の領域では新しく参入した後発企業の方が優位な立場になると言う、「後発的優位性」が働いているからだ。多くの企業は「破壊的イノベーション」に気づかないのではなく、気づいているにもかかわらず、対応ができない。すべてのイノベーションはアイディアから生まれ、そのアイディアは他人にとっては何の実現性もないただの「妄想」から生まれる。素晴らしいイノベーションのネタほど、他人には理解されない。既存事業との競争を避けることで、アイディアは既存事業も驚かす脅威を手に入れることができるのだ。ビジネスにおけるアイディアづくりは「ワクワクする冒険」なのだ。「世の中のまだ言語ができてない”ぼんやりとした感覚”を”チャーミングに言葉で見える化”してあげることが重要だ。そのためには”新しい視点”から成るフック(『おぉ!』や『楽しい!』と思ってもらえる要素)と”心が動く”からなる納得(なるほどと思ってもらえるようそ)の2つが必要なのだ」ブレストでアイディアを開花させる方法①物事を限定せずに焦点は明確にする②遊び心のあるルールを作る③アイディアを数える④議論の勢いを止めない⑤議論の流れを見える化する⑥ウォーミングアップをする⑦ものを持ち込む顧客の声はアンケートなどでは正確にはわからないのだ顧客の真意を知るIDEOの方法①どんなことに困っているのか②その困りごとをどう解決するのかをじっくり観察する③その観察をもとに解決を生み出すアイディアを考える④それが本当に解決になっているかを検証する事業の成功は、5つのエッセンスによって生まれる。①「ビジョン」②「アセット」③「課題」④「コンセプト」⑤「USP/ターゲット) (サービス/商品)組織づくりに必要なことは「一気通貫した基本理念」だ。「自分たちが何もので、何のために、何をしているのか」を分かりやすい言葉でシンプルに組織の中に浸透させることで、組織としての力が発揮される。自分のアイディアをビジネスに変えるということは、自分にある程度の「選択できる自由」を与え、キャリアを健全な方向に導くことにもなる。「ハリネズミ戦略」でのエッセンスは3つある。①世界一になれる可能性があるもの②情熱を持って取り組めるもの③利益をもたらすものクランボルツ教授の行動指針5つ①好奇心②持続性③楽観性④柔軟性⑤冒険心ビジネスでは「アイディア」と言うクリエイティビティーが確実に求められるようになった。【目次】初めに アイディアが「ビジネスパーソン」と「サラリーマン」を分ける第1章 ビジネスに活かせる、クリエイティブ思考第2章 アイデアを結果に変える、すごい図第3章 アイディアは、どのように考えれば良いのか?第4章 アイディアと言う仮説をビジネスに変える第5章 アイディアで、自分のキャリアを切りひらけ!
【3.本書の感想】
アイデアを生むにもプロセスといいますか、順番がありますね。
課題解決をしていく過程で、いかに図を使うかで、内容の理解が深まったり、新しいアイデアが出てきたりします。
アイデアに関して苦しんできた人は、様々な書籍等をみて参考にされていると思いますので、今回の内容で聞いたことがある項目もいくつかあると思います。
最近は手を動かすことで、発想力を高めようということがしばしば言われています。
これは、右脳を刺激するというところからきています。
ずっと頭で考えていても、考えが進まない経験はありませんか?
考えているうちに、寝てしまったということはありませんでしょうか?(笑)
効率的にアイデアを発想するためにも、手を使って紙に書くという作業で進めることを意識していこうと思います。
発想力を高めたいと思う方は是非ご覧ください!
【4.関連書籍】
新しいアイデア本です。
棒人間を使って表現力を高めましょう!
これは、仕事で活かせます。
最後までのお付き合いありがとうございました!