【1.本書の紹介】
本書では、デジタル人材とはどういう人で、どう学んでいくべきなのかという事を、今別の意味で有名になってしまった小林製薬の執行役員を務める石戸さんから学びます。
これからのデジタル時代は、なにかデジタル的な資格や技術を持っていないと食べていけないのではないかと不安になります。
しかし、デジタル人間になるには、必ずしも何か独別な学校を出たり、技術を身に付ける必要はないようです。
では、どうしたら良いのか?
デジタルの最前線でご活躍の石戸さんに教えていただきましょう!
【2.本書のポイント】
デジタル人材は、鳥の目のような俯瞰的視点と虫の目のような複眼的視点、双方の視点で見て実行します。組織や役割などの枠組みにとらわれずに行動します。DXにしろ、デジタル人材の採用にしろ、結局は問題解決の手段でしかないのです。必要なのはその「もつれ」をほぐしていくこと。むやみやたらに新規で人を雇う必要なんてないのです。「ExcelやPowerPointを作成する時間に大半の時間を割くのではなく、その時間を結果の出るアクションや新しい施策の立案、あるいは顧客を見る時間に当てませんか?」と提案して回っていました。「デジタル人材」は、実は大切なのはコミュニケーション能力や調整力、傾聴などといった「ソフトスキル」である。DXに資格は必要ないのです。要はPCとやる気さえあれば、誰だってできるのです。成せばなります。デジタルスキルを本気で磨きたいのであれば、まずはその第一歩として、行きつけのカフェや美容院や歯科医院、あるいは地元の友達がやっている飲食店などを「手伝う」のがオススメです。まずは月にひとつでいいので、自分の生活の中で使いたいと思うスマホアプリなどを新規にインストールしてみてください。新しいサービスを使ってみるときには、それが例えば全く違う業界のものだったとしても「何か自分たちの業界で使える要素や応用できる機能はないか?」を意識することをお勧めします。顧客の声を直接聞くこと、カンファレンスやセミナーに行って、直接人とつながる事は重要です。一次情報は何よりも大事なのです。これは提案ですが、セミナー登壇者と名刺交換の後のメールで、いきなり製品説明のアポイントの候補日を一方的に送ったり、すぐに翌週のランチに誘うよりも、セミナーで聞いた内容についての感想、簡単でも良いので送ってみてはいかがでしょうか。大事なのは、出会うことそのものではない。私が15年ぐらい意識している言葉で説明するなら、「共感領域」とか「集合無意識」です。「ちゃんとした人」であることが担保される。その意味で個人としてのメディア露出は、自分だけでなく所属している会社にとっても大きなメリットがあります。まめな美容師さんは、そのお客さんが髪を切りに来た時に出た話題を顧客カードにメモっている。【目次】はじめに
第1章 「デジタル人材」と呼ばれるものの本質
第2章 「ビジネス脳」を鍛えるトレーニング法
第3章 待ってるだけではチャンスはつかめない
第4章 影響を受けた尊敬すべきメンターの方々
第5章 アナログ現場に赴いて、さあ何をするか?
第6章 役員になる日のためにやっておくべきこと
おわりに
【3.本書のポイント】
デジタル人材になるには、ある程度基本的な知識は必要なように感じます。
しかし、デジタル人材と言うのは、その業務の「もつれ」をほぐすのが仕事なので、「もつれ」は何か?どうすれば、そのもつれをほぐすことができるのか?という事を人の話を聞いて考えるという事ですね。
ここでも聞く力が大活躍です。
物事を解決するその基本は、人の話をよく聞くことですね。
病気の時も、経営不振の時も、相手の話を聞いてしっかりとその原因を特定することができれば解決できるという事です。
私たちは、なんでも機械や便利なツールに頼りがちですが、課題の解決はわりと身近なところにあるのかもしれません。
デジタルが得意な人でない人も、PCとやる気があればデジタル人間になれるそうです。
いわゆる専門家と言われる職業も実はそうかもしれません。
ちょっとした道具とあとはやる気、根性があればできるんです!
この本は、デジタル人材になりたい人、会社経営に関係している人、何かすごい人になりたいと思っている人には刺さる本です!
是非、読んでみてください!
【4.関連書籍の紹介】
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最後までのお付き合いありがとうございました!