京都のリーマンメモリーズ

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【書評】ビジネスを育てる ポール・ホーケン ディスカバー

今週のお題「夏野菜」

夏は冷やしたトマトですね。中でも最近は、家庭菜園で、簡単においしいプチトマトが収穫できます。収穫するのも楽しいですが、食べるのもまた楽しいですね。こんなに簡単に家庭でできてしまうと、八百屋さんは大丈夫かなと思ったりしますが、八百屋さんは、その道のプロだけあって、家庭では手に入らない幅広い商品を集めて、頑張っています。八百屋さんがつぶれないのは、ビジネスモデルが確立しているからだと思います。最近、ビジネスといえばどうしても大企業をイメージしてしまいますが、実は企業のほとんどは中小企業です。いきなり大企業を目指すのではなく、足元からビジネスを育てる方法を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

ビジネスといわれると、どういうイメージを持ちますか?
 
最近は、スタートアップなどが注目されていますので、若くて時流に乗ったビジネスをイメージするかもしれません。
 
または、全国的なフランチャイズに成功した大企業をイメージするかもしれませんね。
 
ビジネスは、人の役に立っているのであれば、規模は大きくなくてもビジネスとして認められます。
 
我々の若いころは時代は、いい大学に入っていい会社に入り、安定した生活を得る。
 
これが常識のような世界でした。
 
しかし、最近は、自分でビジネスを起こす人も多くなってきました。
 
さて、私たちがビジネスを起こし、成功させるためには、何が必要なのでしょうか?
 

【2.本書のポイント】

意義ある生活を送りたい。意味ある仕事をしたい。こういう「人の思い」は、変わりません。
 
欠陥だらけとは言えビジネスこそが、人類が自らをアート、文学、劇場、そして、社会活動として表現できるまっとうな手段なのだ。
 
人間が最も恐れるのは、自分が何か特別で、手ごたえあることをなし得ないまま、生涯を終えて終えるのではないかと言うこと(メアリー・オリバー)
 
良き人は良きビジネスに通ず
 
アメリカ社会において、最も自分のしたいことができる自由を与えてくれるのはビジネスであり、自ら仕事を創り出すことも「あり」なのだということである。
 
起業家は「世界にはこれが欠けている!」と言う熱い思いに駆られて、製品やサービスを新しく思い描き、あるいは変化を加えるのだ。起業家は新しい世界のドアを開ける人となることが多い。そしてそのドアの向こうに成功が待っているのだ。
 
「ビジネスをする」という事は、お金儲けを指すのではない。あなたが他の誰でもない、あなた自身になるための道なのである。
 
ビジネスが失敗する。基本的要因は極めてわかりやすい。顧客がいないことである。
 
遊ぼう。仕事にゲーム感覚を取り入れよう。
 
ビジネスは理論や革新的なアイディアをテストする実験場ではない。ビジネスとは、実行である。
 
本書の読者に僕が伝えたい原理原則はたった1つ。「自分の頭で考えよう」これだけ。
 
良いビジネスは面白い問題を並んでいる。悪いビジネスの問題はつまらない。
 
市場における優位は大企業から中小企業に移った。
 
成功につながる革新的なビジネスアイデアは、あなたの鼻先にある。
 
決して競合を打ち負かそうとしてはいけない。競合ができない何かを顧客に提供するのだ。
 
可能な限り直接仕入れよう。可能な限り直販しよう。可能な限り間接人員を削ろう。うまくやったら繁盛間違いなしだ。
 
エンターテイメント、ショウのような演出も小売りの構成要素になった。商品の提供は、数ある構成要素の1つになったのである。
 
あなたのビジネスは顧客の満足を創造しているのであって、製品、サービスは、あくまでそれを実現するための手段なのだ。
 
ビジネスを始めるのは、人生を地獄に変えるためではない。そして、地獄への最短距離は、多額の借金をすることだ。
 
人が何を行い、何を行わないか。何に惹かれ、何に反発するのか。日常生活の細部に目を光らせ、顧客よりも「お客様が望んでいらっしゃるのはこれですね」と知り尽くすこと。
 
採用こそが、あらゆるビジネスで最も重要な活動である。
 
「はみだしっこ」たちは世の中に溢れている。感受性が豊かで、物の見方が優れている。ただ、このような資質は人間なら本来誰しも持っているものなのだが、ビジネス界ではあまりにも無視されてしまっている。
 
自分を囲む社会をより良くしようと思うなら、でき得る限りベストな人を雇うほかない。
【目次】
エピローグ
第一章 あなたらしさを実現するために
第二章 成功のヒント、成功のワナ
第三章 小さくても大丈夫!
第四章 グッドアイデアだと思ったら時すでに遅し
第五章 成長の秘訣
第六章 お金
第七章 商売のセンス
第八章 まず、顧客に「パーミション」をもらうことから始めよう
第九章 顧客の視点から学ぶ
第十章 よい仲間で良い会社を作ろう
第十一章 聖堂守

【3.本書の感想】

今でも、就職といえば大企業というイメージがあると思います。

 

大企業なら大丈夫というイメージがあったからだと思います。

 

しかし、最近は大企業も大規模なリストラを実施するなど、必ずしも定年まで安定している職場ではなくなってきました。

 

そうこうしている間に、いろんなものが個人でも利用が可能になりました。

 

PCが安く買えるようになり、インターネットも自由に閲覧でき、ホームページも自分で持つことができます。

 

町の〇〇屋さんのイメージとは違いますが、個人が簡単に商店を開くことができるようになりました。

 

自分の得意や、社会の欠陥を見つけて、他社には無いような商品やサービスを提供できれば、十分食べて行ける土台はできていると思います。

 

日本では、安定志向が強いので、自分で事業を始める人は少ないですが、人生100年時代においては、定年後は何か商売をやる必要が出てくると思います。

 

来る定年後の為に、いやいや働くのではなく、楽しく働けるようなものを今から探して試しておくというのはいかがでしょうか?

 

この本は、今商売をしている方、これから商売をしようとしている方にとても重要なことを教えてくれます!

 

ぜひ、読んでみてください!

 

 

【4.関連書籍の紹介】

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最後までのお付き合いありがとうございました!