京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】生きのびるための事務 坂口恭平 マガジンハウス

今週のお題「秋服」

秋服と言えば、ネクタイです。最近、特に朝晩は、めっきり寒くなりました。近年、クールビズという事で、暑い間はネクタイをしなくてもいいよ、という風潮があります。これにすっかり甘えた生活になじんでしまっています。しかし、寒くなってくると、なんとなくネクタイを締めないといけません。という感じになってきます。私はサラリーマンなので、同調圧力には素直に従う派です。それもこれも、生きのびるためです。今回は、生きのびるためには事務を考えようという、すんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

生きのびるための「事務」ってなんでしょうね?
 
「事務」と言えば、事務所で行う事務作業をイメージしますが、これと同じことなのでしょうか?
 
生きのびるための「事務」という題名があるという事は、私たちがふだん思っている「事務」とは少し違うかもしれません。
 
夢を現実にするためには、この「事務」がキーワードとなるようです。
 
さて、夢を実現するためには、一体、どうしたら良いのでしょうか?

【2.本書のポイント】

僕にとって一番重要な事務は、2つあります。1つは、「スケジュール管理」、もう一つ「お金の管理」です。
 
大切なのは「事務」作業こそが、創造的な仕事を支える原点だということです。
 
「量」と言う世界を整えるのが、「事務」と言う職務なのです。
 
能力のある大工さんはみんな「段取り」能力、つまり「事務」の能力が半端ないです。
 
「好き」で作業を継続している者は、「失敗」なんか問う必要もありません。「失敗」は、他者が下す評価です。
 
「ただ書くこと」が好きなら、書いていたら楽しくて、勝手にどんどん書き進んでいきます。一方、「何かを作ろう」と考え始めると、作業は止まります。
 
うまく人は、うまくいくことしかしません。簡単なことです。「うまくいく」とは、ただ「やり方が合っていた」ということだけなんです。
 
否定すべきは「己」ではなく、己が選んだ「方法」のみである。
 
「才能」って言うのは、いつまでも楽しく好きなことを、続けられる=「才能」があるってだけです。
 
後に時代が変わって、その新しさが他者によって「評価」されたけれど、「才能」と「評価」は別のことなんだね。
 
どうせ最後はうまくいきますから。
 
仕事の本当の評価なんて時間がたたないと分かりません。人からなんと言われようと、継続していくことが重要です。
 
「事務」はわからないものを明らかにするのではなく、わからないまま仕事を永遠と継続するためにあるのです。
 
「事務」は「好きな物事」を進めていく上でしかうまく機能しません。
 
「事務」は「好きとは何か?」を考える装置でもあります。
 
自分の求めるすべての要求を、最初にした方が仕事はうまく進みます。
 
もし人が、自ら夢の方向に自信を持って進み、頭に思い描いた通りの人生を生きようと努めるならば、普段は予想もしなかった成功を収めることができる。
 
【目次】
はじめに ジムとの出会い
第1講  事務は『量』を整える
第2講  現実をノートに描く
第3講  未来の現実をノートに描く
第4講  事務の世界には失敗がありません
第5講  毎日楽しく続けられる事務的『やり方』を見つける
第6講  事務は『やり方』を考えて実践するためにある
第7講  事務とは好きとは何か? を考える装置でもある
第8講  事務を継続するための技術
第9講  事務とは自分の行動を言葉や数字に置き換えること
第10講 やりたいことを即決で実行するために事務がある
第11講 どうせ最後は上手くいく
あとがき

【3.本書の感想】

本作品は、漫画です。

 

活字しか引用していませんので、普通のビジネス書のように感じると思いますが、明らかに漫画です。(笑)

 

「事務」は、最低限生きるために必要なお金や、お金を稼ぐための時間を管理します。

 

すると、それ以外は、自分の好きなことができます。

 

自分の好きなことが蓄積されると、それが質の高い商品になり、それからも収入を得ることができるようになります。

 

すると、好きなことをするだけで、生活をすることができます。

 

だから、しっかりと「事務」を行うことが大切だという事です。

 

なるほどですね。

 

好きなことを、評価を気にせず、ずっと続けることがポイントですね。

 

続けるためには、最低限の生活を考えて、それ以外は好きなことに打ち込む。

 

もし、これがお金にならなかったとしても、やりたいことをやった人生なら悔いはないですね。

 

この本では、夢のかなえ方の一方法を教えてくれます。

 

わりと地味な考え方に見えますが、好きなことをし続ける人生でありたいと思う人は是非、読んでみてください!

 

【4.関連書籍の紹介】

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最後までのお付き合いありがとうございました!