今週のお題「秋服」
秋服といえばカーディガンですね。そんなに分厚いものではなくても、シャツの上から一枚羽織るだけで簡単に暖かくなります。だからでしょうか、ちょっと暑くなると、カーディガンを腰に巻く人がいますね。面倒なのはわかりますが、本当はバックの中か、棚に置いておくべきですね。(笑)今回は、簡潔は最強の戦略だというすんごい本を紹介します。
【1.本書の紹介】
「スピーチとスカートは短い方がいい。なんてこと申しますが・・・」
なんてことを言いながら、結婚式のスピーチで永遠と長い話をしているおじさんのお話を聞いたことがあります。
せっかくの最初の1行をどう思っているんでしょうね。
ぜったい何度も練習しているはずなのに、教訓を全く生かせていないですね。(笑)
さて、簡潔にというのは、皆さんから歓迎されますが、簡潔にするにコツがいると思います。
さて、簡潔にするためには、どうすればよいのでしょうか?
【2.本書のポイント】
簡潔さは自信。長さは恐怖心。読み手を最優先に考える。人は忙しく、見返りを期待して貴重な時間を差し出している。基本的に人々が知りたいのは、新しい情報と、それがなぜ重要かと言うことに尽きる。相手の欲するものを与えること。物事をスマートに、そして短く表現すること。その両方を習得すれば、思考を研ぎすまし、時間を節約し、雑音をはねのけることができる。読み手の時間と姿勢に敬意が払われていると実感できるメッセージなら、相手の心に響くに違いない。最初に「結論」を言う。上司からの連絡を「きちんと読んでいる」と回答した人は、わずか半数だった。残りの半数は、メールでの業務連絡を無視するか、もしくは流し読みをしていることが調査からわかった。平均的なビジネスパーソンに押し寄せるメールの数は、2005年には1日50通だったのが2019年には126通に膨れ上がった。「メール」を簡潔にする。①短く、単刀直入、緊張感のある「件名」にする。②最初の1文で「情報を伝える」か「質問」をする。③「なぜそれが重要か?」と言う文脈を与える。④「箇条書き」にする。⑤強調したい言葉や数字、名前を「太文字」にする。⑥シンプルで読みやすいレイアウトにする。SNSで投稿する場合、勝利の方程式は、クリックや購入といった何らかの行動を「求める」のではなく、相手に何かを「与える」ことだ。アイデア、スコア、笑いなど。ビジュアル面でスマート、シンプルを達成するには、次のルールに従うこと。・コンセプトを強く、明確にする。・余分な要素を排除する。・画像がどう見えるか、常に見る側の視点からチェックする。「資料」を簡潔にする。①「画像」と「見出し」で一瞬で心をつかむ。②画像、デザイン、言葉は「ストレート」に③各要素の「目立ち方の順序」を明確にする。④「文脈」を提供する。雑音や気を散らすものが増えれば増えるほど、耳を傾けてもらうには明確さと効率が重要になる。政治を見てみよう。権力はもはや地位や年功序列、金の力によって獲得されるものではない。権力を手にするのは、ケーブルニュースやXを使った、現代のコミュニケーションを極めた(もっと言えば操作する)人物である。スマートなコミュニケーション①「明快な言葉」で書く。②いつでもどこでも箇条書き③シンプルに、そして短く「最終確認」をする。・正確さ・まとまり・人間らしさ【目次】第1部 「賢明な完結さ」とは何か?―「短い」とは「賢い」ことである。
第2部 「簡潔にする」ノウハウ―「知るに値する」ことを凝縮させよ。
第3部 「簡潔にする」実践術―「あらゆるもの」がもっと簡潔にできる。
【3.本書の感想】
簡潔にするというのは、実は時間がかかることがあります。
しかし、読む側、聞く側からすると、とても助かりますね。
簡潔に!というと、新入社員と上司の会話を思い出しますね。
緊張していると余計に、考えがまとまらないので、あれこれと頭に浮かんだものを話してしまい、何を言いたいのか伝わらなくて、簡潔に言いなさい!と叱られることもしばしばですね。
最近は、どんどん情報が過多になって、多くの情報にさらされて、逆に情報が見えなくなっている気がします。
例えば田舎では、人がいると、あっ!人がいる!くらいの感じで、知り合いかもしれないとじっくり人を見てしましますが、都会では人が多すぎて、関係の無い生き物くらいにしか思えないですね。
情報も同じで、町中の看板もありすぎて、どれも印象に残らないですね。
私たちは、そんな世界に生きているので、メッセージはできるだけ、簡潔に伝える努力が必要だと思いました。
ちなみにこの本の作者は3名なので、ちょっと長いですね。
簡潔にならなかったのでしょうかね。(笑)
ふだんから、もっと簡潔に伝えたい!と思っている方にはぴったりの本ですので、是非読んでみてください!
【4.関連書籍の紹介】
社会人らしい文章を書きましょう!
話し方も勉強してみませんか?
速くアイデアを出してみましょう!
ホメだししたっていいじゃない。
惹かれる言葉を磨きましょう!
最後までのお付き合いありがとうございました!